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姫と騎士を更新しました。
ニコラウスの暴走が止まりません。止まらずに最後の最後で爆弾を落としてくれました!
シャルロットの絶叫が耳に響いてくるようです 笑
さてさて、ワタクシ最近、ひどい肩こりと、寝不足に悩まされているわけであります。
肩こりには肩や首を温めるのがきくよー、と友人から伺ったわけですが。
残念ながら、わたくしは暑がりです。えぇ、筋金入りの。
さて、話を変えましょう 笑
このブログ、対して面白い事を書いてるわけでも無いのですが、なろう様からリンクを張っているせいか、ジワリジワリとカウンターが回っています。
1000になったら、ちょっと何かしたいなぁ、なんて思ってたりするわけです。何をしようかは決めていません 笑
何か、お礼的なモノを……と思っていますので!よろしくお願いします 笑
主人不在の執務室。そこに取り残された哀れな侍従は自身の仕事と主人がほっぽり出した仕事をせっせと肩していた。……実際、この侍従は自身を哀れとは思っていない。むしろ仕事量は増えたけど、一人でできてラッキーといったところだったりする。
「ふっふっふ……、ようやくこの胃痛から少し離れて、余裕をもって仕事ができる!」
そう、この男は胃痛に悩まされていた。主に自身の主人のせいで。
というのも、この男の主人は、天下の問題児(侍従が勝手に命名した)姉弟の弟君、エルヴィン殿下だったのだ。
彼のせいで、何度マーレイ医師の世話になった事か……。
バッターン!!!
「え!? ヴァーグナー卿!? エルヴィン殿下は不在ですよ!?」
「どうも、エルヴィン様が不在なのはわかっていますよ」
顔はとても爽やかな笑顔を張り付けつつ、だが扉を蹴り開けた事といい、ずかずかと荒い足音を響かせながらこちらへ近づいてくる様は決してさわやかではない。むしろ背後に魔王を背負っているかの様だ。
「ベンジャミン」
「は、はい!」
「殿下にご伝言をお願いできますか?」
「もちろんです」
あぁ、きりきりと胃が痛みだしてきた……。
侍従こと、ベンジャミンの幸福は一瞬にして終わりを告げたようだ。
「誰が貴方の理不尽な命令を聞きますか。貴方の仕事を代わりにやるわけがないでしょう? 覚悟して下さい。あと、こちらが来週中までに決裁をお願いしたい、騎士団の案件です」
ドサリ、とおかれる書類の山。
ベンジャミンは呆然とそれを見つめた。
「一字一句、たがわずお伝えくださいね? この書類も、全て殿下にやらせてください? 私は殿下に攫われた妻を助けに向かいますから」
優雅な一礼を残し、颯爽と部屋を後にする様は、まさに姫の救出に向かう勇者。残念なことに、ベンジャミンには魔王の降臨にしか見えなかったが。
(で、殿下……あんた、一体今度は何をやらかしあそばれたので? 私の胃は、もう持ちそうにありません)
一刻後。掃除をしに訪れた侍女により、怪しい笑顔を貼り付けたまま「ふふふふ」と不気味に笑い続けるベンジャミンが発見された。
絶叫とともにマーレイ医師が呼ばれたのは言うまでもない。
END
(気が向いたら続くかもしれない)
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